『小さいおうち』 (2014年1月27日)


『小さいおうち』 (2014年1月27日)_d0158654_15532997.jpg


あけましておめでとうございます。
というには、もう1月も末になってしまいました。
今日は陽射しも暖かくて、もう春のよう…

長いことご無沙汰してしまってスミマセン。
11月末に実家の父の心臓病が悪化して入院、しばらくは妹と交代で家やら病院やらに通う毎日でした。
ペースメーカーのお陰でかなり回復し、食事の用意とかも少しずつですができるようになり、電話での声も元気になってきたので少し安心しています。

我が家の方はみんな元気にしていますが、舞がもうすぐ高校受験。
学校から帰ってきてお昼寝するけど、それ以外はほとんど勉強してます。
かなり危機感持ってる様子(;´Д`)
私もついこの間まで本人以上に緊張してたけど、なんかここ数日吹っ切れた感じ・・・
私が緊張してても舞の点数が上がるわけではないというとっても当たり前のことに気づきましたヾ(´▽`;)ゝ
気楽に行きます♪


『小さいおうち』 (2014年1月27日)_d0158654_18235245.jpg

今日は久しぶりに一人映画に行ってきました。

山田洋次監督の最新作。山田洋次の映画は寅さんにしても、ちょっと鼻につく感じがしてもう一つなんだけど、これはよかったです。
戦前の東京山の手の中流階級のお家。
玄関にはステンドグラスがあり、赤い屋根がかわいい。
玩具会社の重役のご主人と、きれいな奥様、かわいい坊や。
やさしく親切な奥様の道ならぬ恋。
そんな家族や時代が山形から来た18歳の女中タキの目を通して描かれます。

タキの若い頃を演じている黒木華(年取ってからは倍賞千恵子)がとてもよかった。
健気で山形弁がかわいくて・・・
『リーガル・ハイ』で「ラブ&ピ~ス!!」とか言ってる弁護士役のときは「どう?」と思ってたけど(笑)。
この女優さん、お兄ちゃんがお世話になっている大学の少し上の先輩なんだそうです。
なので個人的にも応援してしまいます(*^▽^*)

日々慎ましく丁寧に暮らす人々にひたひたと忍び寄り、やがては飲み込んでいく戦争。
普通の人たちにとっての戦争がどのように近づいてきて、どれだけ残酷なものだったのかを、これだけさりげなく、映画として面白く描いている山田洋次監督はさすがだなと思いました。

年老いたタキのもとを訪れ、戦前のことをいろいろ聞き出す親戚の大学生タケシ(妻夫木クン)。
タキ亡き後、現代を生きるタケシと遠い過去とが繋がるところもいいです。

原作は未読。
今日本を買ってきたのでこれから読みます(^^)。
by saho125 | 2014-01-27 19:51
<< 『ビフォア・ミッドナイト』 (... ザ・ゲートホテル雷門(2013... >>